SMランド
【SadoのSM小説】
第十二章
この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
新たなる帝國主義
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本社移転先の最有力が、第二日本帝國であった。そこに娼国が加わる。売春、風俗も日本から引っ張る。からゆきさんの再来である。
娼国が強力にこれを推進した。
湯野中匡史(N40号)がこれに当った。
湯野中からM29号の受けた命令は、日本から女性に借金を負わせ、娼館島に送る事である。
M29号は工作員ではない。本名村上勉、株式会社パン・ボリビアの日本支社オーナーである。
村上の配下の企業は、一部ハードコンパニオンの、派遣事務所を運営している。
日本の、スーパーコンパニオンの派遣クラブに、R国から女性を派遣する。名目は歌手である。
ハードコンパニオンは、国内調達で一部が娼国に“からゆきさん”させる。どちらにしても一旦湯野中が買い取る。
国内向けは、川越の本部でオークションに掛けられ、村上配下の企業オーナー、組織用語で女衒が買い取る。
R国から派遣するのは、R国で育った掛け合わせの女性である。現地人と日本人の二世に日本人の精子を人工授精させている。
見た目はスタイルが良いうえ、限りなく日本人だが、コストが日本人より安い。
さらに十八まで、娼館島で、徹底的日本人教育を行っている。
コストの高い日本人は、R国、娼国の日本企業、企業家を対象に、現地のハードコンパニオンとして、就労させる。
問題は、日本からの借金女性の確保である。第二日本帝國の風俗には、自主的に女性が、からゆきさんする。
娼国、R国に送るには、スカウトしなければならない。
だが、湯野中の父、湯野中太郎蔵のような、戦時中の、天草に於ける女衒のようには行かない。また誰でも良いわけではない。
対象女性をリストアップする。
幾つかの方法がある。
単純には、高額品を売り込み、借金を作らせる。
パチンコの攻略法に嵌らせる。
攻略法を売る会社までは作らない。
何でも嵌らせて、組織の杉本金融が金を貸し続け、破産しても免責にならなければ良いのである。
釈田由美子はアニメオタクだった。
御宅という言葉は、昭和四十五年頃は、文系の若者が親しい関係で呼び合う言葉だった。今のオタクとは意味が違う。
昭和六十年頃意味が変わった。それが今のオタクの元祖である。
同人誌とは、作家が無名の時代に、仲間でお金を出し合って作った本である。小説、詩は簡易な印刷手段で出版出来る。昔はガリ版であった。
漫画と成るとそうは行かない。昭和四十五年頃は肉筆回覧誌であった。
最初、板橋産業連合会館でコミックマーケットが始まり、大田区産業会館から、晴海、幕張、有明と規模を拡大した。
軽オフセットと言われる。紙の版で、低コストで、小部数の印刷に対応する印刷システムが出来たからである。
純創作漫画は押されぎみで、アニメのパロディが主流と成った。
この中で男性系創作と、位置付けられていたエロ本。アニメの女性キャラの裸を、性器まで克明に描いてしまう。
もちろん、猥褻図画等販売目的所持に違反する。
これを、無言の列を作って、並んで買う。見栄えのしない、弱そうな男の子の群れを、やおい系の女性同人執筆者たちが、オタクと名付けた。
これが語源である。だが業界全体、一般の人間の集まりと、どこか雰囲気が違う。何時か、これらを総称して、オタクと呼ぶようになった。
女性のオタクは、風俗にはちょっと使えない。現実の男女間の愉しみを放棄して、観念の世界で遊ぶ。どこか異様な雰囲気が特徴である。
元祖のコミケットに限らず、コミケットがあると、そこに向かう電車の雰囲気と空気がこの集団独特なものに変わる。
だがここ最近では、コスプレなども社会的に陽の目を見始め、アイドルのような可愛い子も増えた。釈田由美子もその一人である。
同人誌は、アイドルが出しても、売れるものではない。コスプレで、ちやほやされ、タレント気分でも、本の売れ行きは別である。
これをそそのかして、たくさん本を刷らせる。在庫を抱えても次を刷らせる。この業界では、本が売れれば一千万くらい直ぐ収入になる。印刷代は四割くらいである。
どんどん種類を刷らせれば、在庫を抱えて、印刷代の借金がかさむ。
やがて自分の作品では、在庫が捌けない事を悟る。
釈田由美子は、印刷代を杉本金融が肩代わりして、娼館島に行くことになった。
女性を、宝石店にスカウトする。ローンで宝石を売らせるのである。
藤崎奈央美は、池袋の宝石店角屋に勤めた。
フルコミッションの仕事だが、面白いように稼げた。
だが半年、二千万の借金が残ってしまった。
美人ばかりの店である。そして皆その美と、センスと、持ち物を競っていた。
宝石を殆どローンで販売する。もとより、キャッシュで買えるお客が来る店ではない。
不思議なシステムである。五年ローンで、完済後、買った値段で返品ができる。
途中で支払不能に成った場合、宝石を返せば、支払を免除される。
半分以上払っていれば、途中返品でも、支払った元本の半額で買い取ってもらえる。
おかしなシステムだが、宝石の原価はそんなに高くなく、使い回しが利く。宝石を貸し出しているだけで、金利が総て利潤である。
六十万の年利が二十パーセントでも、五年で六十万になる。成り立たない話ではない。
藤崎奈央美に、裏の意味は十分に理解できた。顧客には申し分けないと思いながら、自分の収入のため、営業を続けた。
販売員には、満額回収時、五十パーセントが歩合と成る。途中解約でも半分以上回収していれば、満額の五十パーセントが歩合と成る。
それ以前の解約、逃げた場合等でも、弁済はない。
だが、歩合はなくなる。
かつ、五年先のフルコミッションを、充てにして働く事はできない。当然販売契約時に、毎月締めごとに店が仮払いする。
最初の一月だけ固定給が出る。僅か十二万である。
この場合のコミッションは一割で、顧客のローン完済後の支払になる。フルコミッションへは自分の意志で切り替える。
店には毎日のように高級品、ブランド品のセールスが来る。
皆、美と、虚飾を競っている。歩合だけではない。さらにローンで買い物をする。
ところが、一見客など、殆どいないのである。
奈央美のお客は殆どが組織員である。関連全店舗で一人づつ、目標の店員から購入して、何回か返して消えてしまう。
損金の弁済はない。だが、受け取った歩合は、返金しなければならない。
既に使い果たして、ローンまで作っている。
とうとう借金返済に、娼館島に、送られる事になった。
ここからがなだめ様である。借金の女性でも、やる気を持って、やって欲しいのが、湯野中の方針である。
二千万の借金だが、将来取り分は、奈央美の、基本料金売上の累積が、八千万に達した時二千万を払って貰える。
一回の御座敷、基本料金四十万の内、二十五パーセントの、十万が取り分だが、八千万に達した時、さらに二十五パーセントが貰えるのである。
二千万返せば、二千万が貰える。途中で逃げれば借金が残って追われの身と成る。
売上八千万。一日四十万。十日で四百万。月二十日で八百万。十ヶ月で達成できる。さらに追加のリクエストは自分に入る。
もう少しそこで頑張れば、四千万は作れる。それを元手に商売を始められる。
奈央美らは、娼館島に渡る前に、福岡でM40号らに拷問された。
しかしこの拷問の花代は、この先本人らの貴重な小遣いとなった。御餞別のようなものである。
村上勉の、配下の組織員たちは、同様の手口で何人もの女性を、合法的に借金に陥れた。
その中で、金額、見た目、スタイルを審査して、今回三名が娼館島にからゆきさんとなった。
娼館島までは、新日本空輸で福岡から、第二日本帝國の巽に行く。巽で乗り継いでR国に入る。
空港から娼館島まで、高速船で二十分である。
第二日本帝國の、最新の未来型都市を航空機の窓から見下ろし、開発途上国の空港に向かう。
ここからは一日二便しか飛ばない。
巽までは、福岡から五便。成田、大阪から一日各々二十便飛んでくる。
R国も、中央駅付近は高層ビルが建ち並び、未来都市だが、奥地は砂漠とゲリラゾーンである。
他の街も古く、整備されていない。
娼館島は、ここ一二年で、高層ビルが十数本建ち、高層ホテルが島のシンボルである。
三名は、借金を清算すれば、二千万と、二千万と借金の差額を持って、日本に帰れる。
さらに、現地での追加の花代は、別途収入になる。借金が、一千万の釈田由美子は、上手くやれば、四千万は作れる。
だが、ハードSMは、何とも辛い仕事である。彼女らは、既に福岡で、その片鱗を味わって来ている。
翌日、日本は大きく震撼した。
そこは、埼玉県内の、川に挟まれた三角地帯である。
有姿除却された建物である。会計上、固定資産は、除却または売却処分する。
有姿除却とは使われない資産、かつ処分するのに費用が掛かり、かつ将来再使用される可能性の無い場合、その処分方法が許される。
古い、壊れた、西洋の城のような建築物である。
これまでの海賊放送とは違う。スパムメールで、UMLがばら撒かれた。
無料のレンタルサイトを利用して、動画がダウンロード出来る。
中継ではない。撮り終わった物を、順次アップロードしている。これまでのテロ組織の犯行には見えない。
犯人は、この城のように建てられた、廃墟となったラブホテルの中に居ると考えられる。
被虐者の女性は、小西愛美。
幾つものサーバー、無料のレンタルサイトに、アップロードしている。
動画の他に、画像もダウンロード出来る。こちらも個人のデジカメで撮ったもので、精度は海賊放送と比べて落ちる。
だが、被害者の小西愛美を、社会的に葬るには充分すぎる。
警察は、この城の建っている三角地帯の、川の対岸を取り囲んだ。
周りは総て、第二日本帝國の農場である。使い道の無い三角地帯のラブホテルのみが残されている。
ラブホテルの一階二階は、柱を除いて、内部は総て破壊されている。
建物に電気は来ていない筈である。だが、何らかの方法で電力を使っている。
ダウンロードされた動画からは、このホテルであることは、ほぼ明確である。
小西愛美は真逆さまに、真一文字に、大きな円形の歯車に磔られている。
映像から、犯人らしき男性は、植田清司と推定された。
小西愛美は大宮市に住む、東京の公立高校に勤める教員である。
小西愛美の磔られている歯車は、横にあるハンドルを操作すると、小さい歯車と噛み合って手動で回転する。
長かった髪の毛は、鋏で、適度なショートカットに切り落とされた。
動画は、逆さまに磔られて、二十度くらい脚を広げて、剃毛されるところから始まる。
素人の剃毛なので、ジリジリとぎこちなく、時間も掛かる。
剃り終わると、二枚貝を重ね合わせたような、女の部分が露わに成る。
ドドメ色のビラビラを広げると、中は赤が濃い。中核の部分も赤い。
女の部分に、一つの丸い輪に、四本の鉄の棒が付いた器具を突っ込む。
鉄の輪も、棒も太さ五ミリ位である。鉄の輪の直径は、百円玉よりやや小さい。鉄の棒は閉じたり開いたり、自由に動く。
子宮にあたるまで突っ込んで、鉄の棒を四方に広げる。膣の中の壁がひっしゃげられて、四角く伸ばすように開く。
蝋燭に点火する。
もう一本の蝋燭に炎をあて、溶かして流し込む。
「あ、あ、あ、あ、あーーーーーーー」
磔られた躰が震撼し、からからに渇いた口から、鈍く搾り出すような悲鳴を轟かせる。
動画の精度の悪さが、その凄惨さを、いっそう耳に纏わり付かせる。
「あがはあーーー。あがあーーーー。やめてーーーー」
小西愛美の、細い端正な、瓜実型の小作りな顔が、逆さまに成ったまま、顔も口も歪めて悲鳴をあげ続ける。
蝋燭はSM用ではない。パーティ用の捩じれた蝋燭である。かなり熱い。それを、一番敏感な粘膜に、直に落としている。
「ああはあーーーーー。あはあーーーーーーーん。やめてーーーーー」
剥き出しのクリトリスにも掛かる。会陰から菊の蕾にも流れている。
「やめてーーーー。やめてくださーーーーーーーい」
小西愛美は喚き続ける。
美形の顔が、無残に引き攣り、口からは涎が頬に流れている。
小面(こおもて)の目をパッチリ大きくした顔が、崩れる。崩れた顔が心底そそる。
肛門鏡を取り出す。菊の蕾に、差し込み広げる。
「あああーーーーーーーー」
肛門は粘膜の弱い人には、広げるだけで痛い。
蝋燭を近付ける。
「いやあーー。やめてーーーーーー。やめてお願いーー」
小西愛美は喚き散らす。涙はポロポロ飛び散っている。
顔が苦痛に歪む度に、植田清司の加虐心を震撼する。
「あはあはあはあーーーーーーーん」
蝋涙は直腸に落ちて行く。
「あはあーーー。あはああーーーー。ああはああーーーーん」
磔られた躰を、軋ませ、暴れる。歯車も僅かに軋む。
昨日まで二十八歳の高校教員である。生徒は、醒めた目で見ているとは知らず、最もらしい事を言い続けてきた。
現代の生徒は、一介の教員に、信頼や尊敬など微塵にも持ってはいない。
だが、本人は、自分の功績を高く評価しているものである。
小西愛美は、この醜態が、世間に晒されるとは予期していない。テロ組織ではない。そんな事は出来ないと思っている。
そしてテロ組織で無いならば、日本の警察が、救援することが出来ると固く信じている。
昔の教鞭のような、竹の指示棒を持つ。
女の部分は、四本の鉄の棒で、広げられたままである。
真っ赤な粘膜を狙って、細い棒の先に、有らん限りの力を叩きつける。
「ぎゃふぁあはあーーーーーん。ああはああーーーーーーん」
不自由な上半身を、強い反動の限りくねらせる。口を歪めて開けた般若の形相が、動画に焼付く。
ここだけご丁寧に、数秒間の、静止を掛けている。
女衒の國プレゼント
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