SMランド
【SadoのSM小説】
第十三章
この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
日本絨毯爆撃
1|
2|
3|
4|
5|
6|
7|
8|
9|
10|
11|
12|
13|
14|
15|
16|
戻る
そして、日本は景気後退、経済的瓦礫の山にまっしぐらとなった。
その重要な例が沖縄問題である。
岸内閣は、安保を限りなく日本の有利に導いた。
海兵隊は抑止力に成るかなどと、素人考えを真顔で述べる。呆れたマスコミが国民を洗脳する。
海兵隊は要らない。第七艦隊は必要。これは無理がある。
第七艦隊の一部、ヘリ空母と揚陸艦は、母港を佐世保基地に置く。
この部隊は、有事に沖縄の海兵隊を積んで、台湾、韓国などに向かう。グアム、サイパンからでは時間が掛かり過ぎる。
沖縄は西太平洋の最前線橋頭堡である。
海兵隊は要らない。でも、第七艦隊から海兵隊は切り離せない。
海兵隊は、独立した軍隊だが、上陸するまでは海軍の指揮下で動く。上陸すれば陸軍の指揮下で動く。
第七艦隊から、海兵隊は切り離す事は出来ない。
辺野古に橋頭堡は必要不可欠である。
では、安保条約は要らない。第七艦隊も要らないと言うなら、日本は永世中立で事が済む国なのか。
今まで民事党は、一々国民に説明して余分な時間を掛けず、危険回避の為何も解らない野党を鼻であしらって、アメリカとの協力体制を進めて来たのである。
中宮にある帝國府、その最上階が女王の公室である。そこに銃弾が打ち込まれた。銃弾は女王の眉間を打ち抜いた。
撃ったのは、帝國府の隣がオフィス21、その斜め横に建つビルの屋上だった。距離は五百メートル以上ある。
犯人は、高速鉄道中宮線の真上、中宮の地下を走る唯一の車道を車で逃げた。
大木大尉らが追い駆ける。
犯人は、北の端から、外周道の外に逃げる。
そこは浜ではない。断崖である。
大木大尉の通報で、反対側から来た新鋭隊員三名も追い駆ける。
犯人は、向き直って岩陰から、狙撃する。
大木大尉らと銃撃戦になる。
相手の射撃は極めて正確である。
部下三名がたちまちやられる。
大木大尉も右肩に銃弾を喰らった。
犯人は海に逃げた。
海路の護衛の為、逆に帝國の外周の潜水艦警護が手薄になっていた。
犯人を収容した潜水艦は、深々度に逃げた。帝國の潜水艦の追跡は後手になった。
ただ、銃撃されて死亡したのは、女王のクローンではない。精巧なアンドロイドであった。
距離が有りすぎて、犯人には、さすがにそこまでの見分けはつかなかった。
大木大尉以下三名は、大木大尉の断末魔の通報で病院に収容された。
だが、三名は殉職した。大木大尉も重体である。
M91号の恐ろしさは、帝國を震撼させた。
そして、M91号が、象徴としての女王を狙ったのは、M91号がアンビションを襲撃して、組織の潜水艦で逃げる最中、女王自ら撃沈命令を出したからである。
江崎占い師が、警戒を強めたのは、人質の拷問が中途半端になり、その公開も時間を取ったからである。
M91号千石直人が、北海道を離れたと読んで、影武者が間に合わなかったのでアンドロイドを配置した。
そこで更に疑問が湧いた。
弟子屈ハイヤーに乗った乗客である。
これが、ハイヤーの運転手と、川湯温泉フロントなどの目撃者から、第二日本帝國で女王を狙撃した千石直人の、整形した人物と想定された。
弟子屈ハイヤーの運転手は組織員である。
運転手は、マイクロバスに追いついて、乗客はマイクロバスにカバンを渡したと証言している。
さらに、翌日この客を釧路に送ったとも証言している。
この部分は怪しい。だが、川湯温泉に、帝國に現れる四日前に居た事は確かである。
そうなると、潜水艦での移動は無理である。
釧路からの便も、札幌便も、女満別その他も、この人物の搭乗は無かった。
江崎の推理は、ヘリの搭載可能な大型潜水艦が、二隻以上存在して、太平洋から、シナ海まで、ジェットヘリで移動したと見ている。
帝國では、千石直人の潜入ルートが問題になった。
帝國内に工作員が居るのは、既に前提と考えるしかない。車、ライフルは事前に工作員が用意した。
千石直人は、潜水艦から上陸したと考えるのが自然である。
何処から入ったか、北の坎宮、西南の坤宮が手薄と考えられる。
保安部の警備が強化されたが、江崎は二度入って来る事は無いと見ている。
そして、攫われた残り五名の強姦、猥褻映像が公開された。五名はまだ監禁されていると考えられる。
摩周湖に、死体の浮いた佐々木のぞみだけが、精神異常に成ったので処分したと思われる。
大事は、女王暗殺未遂だけでは済まなかった。
新鋭隊員三名の殉職。大木大尉の重体。これらがM91号千石直人の犯行であり、江崎の推測、弟子屈ハイヤーでの移動の件などが、ワイドショーネタに成っている最中であった。
帝國の、海軍の警戒は、東シナ海と日本沿岸に集中していた。
娼国副主席、北嶋真紀子の乗った高速船が襲われた。R国中央港から、娼国の桟橋まで約二十分の航行である。
潜水艦三隻に狙われた。
高速船は行き成りスクリューを破壊された。
潜水艦が浮上して接舷する。
自動小銃を持った覆面の隊員が、高速船に乗り込み、北嶋副主席を拉致して、直ぐに潜航する。
ついでに、SOSを傍受して、駆けつけたR国の駆逐艦を撃沈する。
三隻は高速で深々度に消えた。
完全に娼国も、R国も、帝國も、日本も震撼した。
乾の並木邸である。
あすか女王、江崎占い師、宰相納見の三者会談が行われていた。
井上大佐と、南中尉も同席した。
「この件は、北嶋副主席救出に、全力で当たるべきだと思います」
納見の発言である。
「娼国と安全保障条約を結んだ以上、何もしない訳には行きません。ですが、江崎先生は、北嶋副主席を帝國の今後の脅威と仰いました」
あすか女王は、以前の、江崎占い師の発言を思い出して疑問を呈する。
「それは将来の事。いま、亜細亜戦略の構想には北嶋副主席の力が必用です。今ここで北嶋副主席を救えば、湯野中派の最大の楯になります」
江崎が捕捉を入れる。
「楯と同時に、湯野中派の、矛先がこちらに向くのではないですか」
あすか女王は、北嶋真紀子の考えが嫌いではない。だが、その大きな危険性も感じている。
「既に、矛先はこっちを向いています。女王を狙われ、親衛隊に大被害が出ました。千石直人は何としても葬らなければ成りません」
納見は、日本の国内だけの問題のうちは手を出さなかった。日本にテロの基地が有っても、日本の問題では済まなくなったと述べているのである。
「湯野中派の資金源を断つ。日本、韓国、中国経済侵略は、攻撃こそは最大の防御といえます。そして北嶋真紀子は、日本のマスコミが良くわからず騒ぐ、イージス艦などと違い、最大の防御と成る最大の楯です」
日本のマスコミは、イージス艦を主力艦の如く騒ぐが、所詮、フリゲート、駆逐艦の類で補助艦でしかない。
楯と言っても、国家の楯ではない。艦隊の楯なのである。言い換えれば主力艦を守る楯でしかない。
主力艦を持たない日本は、アメリカ海軍と合同で動いて、イージス艦は、その価値を果たすのである。
あすか女王は納見の作戦を承認した。
東シナ海を、東北に針路を取る帝國第二艦隊。
緊急出動である。
旗艦武蔵の艦橋には、江崎占い師、宰相納見、第二艦隊司令長官永野中将、娼国の村上副主席、そして津島、井上大佐他、数名が居た。
旗艦武蔵、空母五隻、イージス艦七隻、対戦潜水艦二隻の緊急出動艦隊である。
首脳部は、ヘリで、東シナ海の洋上で瑞鶴に着艦して集結した。
江崎と納見の作戦は決まっていた。
怪潜の行く先を北海道と断定している。
R国には、鄭が部下を連れて向かった。潜水艦を使っている以上、R国内に運ぶ可能性は低い。
日本に存在する他の基地の可能性も、中国の可能性もある。その場合当たりを付けるのはもっと時間が掛かる。
海賊放送が何かを始めるのを待つしかない。
空母は、回転の他に、小型潜航艇を二隻ずつ積んでいる。
北海道なら、殆ど、洞窟の位置は当たりがついている。回転で入るか、小型潜航艇で入るかがこの先の判断である。
突入は、津島の部隊と、井上大佐の部隊が行く。
北海道の場合、目的地は、弟子屈ハイヤーの地下と断定している。
「全員瑞鶴に移って頂きます。日本の領海に近付く前に潜航します。その場合戦艦は速度が遅いので、後続部隊になります」
納見が、主に娼国の面々に説明する。
戦艦が着いてくるのは、旗艦としての設備、医療設備がしっかりしているからである。
津島と井上大佐は、瑞鶴から発艦する。それ以外はこの時点で他の艦に分乗する。江崎と納見、村上副主席は瑞鶴で待つ。
自然の、地中の川が流れているのは想定されている。
源流は山間部にあると考えられる。
総てテロ組織が掘ったとは考えられない。
多少、幅を広げた部分があっても、大方天然のままの川を、潜水艦が弟子屈ハイヤーの近くまで行くと考えられる。
納見が、瑞鶴の作戦室の中で説明する。
「問題は、天然の川から、弟子屈ハイヤーの地下まで、後から掘った部分があると考えられます」
「そこを回転で掘り進むか」
津島の質問である。もう、帝國の面々も、津島の口調には慣れている。
「問題は回転で進むのは時間が掛かります」
「小型潜航艇のほうが早いか」
「そうです。そのうえ、小型潜航艇ならば、探知機などに引っ掛りにくいです」
「でも、探知機なんかあるでしょうか。柏崎の時は海中からはただの洞穴だったけど」
井上大佐の発言である。
「先に潜航艇が行く。後から回転が追い駆ける。潜航艇で行けない場合だけ、回転の到着を待って穴を掘る」
津島の考えである。
納見は易で立卦して、判断する。
M18号は、多少、易が解る様である。細かく内容を確認している。
「津島氏の考え通りで行こう」
江崎が判断する。
「一度浮上して、女満別にF18で乗り込んで、日本の協力を得て、弟子屈ハイヤーを上からも押さえてはどうでしょう」
第二艦隊航空参謀相老大佐である。
「日本の警察を前面に出せば、失敗します。上を固めるのが精一杯で、乗り込むなんて事は、相当、判断に時間を要します」
元日本の警部補八木真佐子中尉である。
「それに、浮上して発艦の時間がかなり無駄になる。まして、上から奴らが逃げるとは考えられない」
津島は八木真佐子の意見を支持した。
問題は、津島か、井上大佐が先に乗り込まないと、千石直人と銃撃戦になった場合、太刀打ちできない。
優木中尉が操縦して、津島が小型潜航艇で行く。井上大佐は回転で向かう。
「川の中で、潜水艦に遭遇したら」
「小型潜航艇は、スクリューを破壊するロケットを積んでいます。潜水艦がこっちを攻撃するのはまず無理です」
「回転は」
「お互いやり過ごすしか有りません。回転は魚雷発射管を一門持っていますが、洞内での雷撃は味方も危険です」
遂に海賊放送が始まった。
北嶋真紀子は、手首を合わせて縛られて、天井から腕を吊り上げられている。
脚首も縛られている。
画面がワイドに成る。他の人質も同じ様に、天井から腕を吊り上げられている。
北嶋真紀子以外は既に全裸である。
次頁
戻る
メロンブックスドットコム
M女からSadoに質問
有料作品プレゼント